2019年8月9日金曜日

天皇陛下御在位三十年記念 第30回技能グランプリ

3月1日~4日に神戸市国際展示場で開催された第30回技能グランプリ石工職種部門に新潟県代表選手として参加致しました。

技能グランプリとは、一級技能士の職人の中でもさらに技術力のあると認められた人が県の代表選手として派遣され、決められた時間内で決められた課題を製作し、出来栄えや精度を競う競技大会です。「熟練職人のオリンピック」と呼ばれ、石工競技を含め30の競技が開催されました。

序盤は緊張により体が重く練習のようにはうまく作業が進まず焦ってしまった時間帯もありましたが、徐々に自分の世界に入ることができ、何とか時間内に完成することが出来ました。
結果は全体の2位という評価を頂き、銀賞を受賞致しました。しかしながら結果として総合点では上位にいけたものの、私よりはるかに綺麗に仕上げてきた方が優勝者を含め何名かいらっしゃいました。今回もまた勉強不足を痛感する大会となりましたが、自分に足りない部分も明確になりました。

この大会に挑戦するのはこれで5回目。どの競技も日本一を決めるのに相応しい課題が用意され、多分きっと歴代優勝者でさえ自分の納得のいく作品が出来たという方はいらっしゃらないのではないかと思います。職人は一生勉強ということですね。

やはり、日本の技術力は素晴らしい!

今回の収穫を糧に、これから2年後の次回大会に向けまた前進します。         田辺 聡志